不死鳥

昨日はハロウィンでしたね。

朝、首里城が焼け落ちる映像を見てから

ずっと胸が痛くて、苦しくて。

たいした事ない、どうって事ない。

って言い聞かせても

どうにもこうにもならなくて。

何をしていても辛かった。

ハロウィンって毎年めんどくさいと思ってた。

今年はありがたかった。

ハロウィンの買い物したり、

お菓子を準備している間、

少し苦しさが和らいだから。

コスプレ姿の子供たちを見て

お菓子をもらって喜んでる子供達を見て

癒された。

昨日がハロウィンで本当に良かった。

馬鹿騒ぎをしている人々。

楽しそうでなにより。

笑っている顔をみるとほっとする。

子供は特に皆んな幸せでいて欲しいから、

お菓子を取りに来てねと思う。

どんな境遇の子達も

楽しい日であったらいいな。

子供が多いほど

結構お金がかかる日ではあるけどね…

祭りですから。

それでもハロウィン作業が落ち着いた

夕方になると落ち込みすぎて

撃沈。

そんな時はSNSを覗く。

悲しい思いをどうにかしたかったから。

日本中から哀悼のメッセージで溢れていた。

一晩経って思う。

ありがとうって。

昨日は一杯一杯だったから

復興とか、感謝とか考える余裕はなかったけど

悲しみを共有できて本当に救われた。

沖縄の人も県外の人も同じ気持ちだった。

沖縄の人とは同じ苦しみを分かち合えたし、

県外の人からのメッセージも嬉しかった。

本当にありがたい。

辛い時の言葉の力ってすごいなって思う。

普段連絡のない 知り合いからも

メールが来たし

家族が気を遣ってくれてるのも感じたし、

お義母さんも来てくれた。

なんか愛を感じたわ

みんなありがとう。

そうそう、

睡眠の力もすごい。

昨日ちゃんと歩けないくらいに凹んでたのに、

今朝になると、

痛みに膜が張って

前を向いて歩いていける気がした。

いつも通り、

痛みに蓋をして生きていく。

考えて、悲しんで首里城が戻るなら

幾らでも泣こうと思う。

でも、そんな事は起こらない。

ならば、復興の為に頑張った方がいい。

 気分持ち直して、

考えても仕方ない事は考えないで

たくさん働いて、

寄付した方が前向き。

心の中、覗けばえぐれてるけど、

前を向こうと思う。

首里城は蘇る。

何度でも

不死鳥のように蘇るだろう。

 ウチナーンチュ

チバリヨー