かぷか ぷかぷか

ゆるいろいろ

過去

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ようやく父が帰りました…

 

合わない人といたのが精神的にものすごく苦痛だったようで

身体がガタガタです。

 

父の何が辛いって、

価値観がガチガチなんです…

 

清く正しい生活。

もちろん、遅寝遅起きはダメ

怠け者はダメ、

飲酒喫煙不可、

頭を使う仕事意外は認めない。

もちろんアート系もダメ。

金持ちで地位が高いことが素晴らしい事。

そんな単純な価値観で彼は生きている

 

そして、それを子供にものすごく押し付けてくる。

 

子供の頃からそれが嫌だった。

 

老いて視野がさらに狭くなり、

より偏っていて

接していると辛い…

 

滞在中はひたすら良い子を装っていました。

私の子供達も、勉強しなさいって言われてたなぁ💧

 

 

 

子供の頃。

勉強しなさい、

とにかく頭に詰め込んで点数を取りなさい、

医者や弁護士になりなさい。

ウエートレスに幸せはない。

 

本を読んでいるといつも怒られた。

本なんか読んでないで勉強しなさいって。

 

私はそんな感じで育てられて、

無気力で、

やる気は湧かなくて、

親が言うように大学受験したけど、

もちろん強制される勉強なんて大嫌いで、

大学を受かるはずがなく、

親の意向を汲んで?

浪人して寮に入りながら塾に行った。

それ以外の選択肢が許されるはずがないと思っていたから。

 

そのうち、生きていく価値を感じられなくて、

寮のベットで、おかしくなった。

 

身体が痛くなって、

天井がグルグル回って、

ああ、私もう死ぬのかもって思った。

 

気力が切れただけで、人間って死ぬものなんだなぁ

って淡く考えていた。

 

でも生きないといけないと思った。

母のせいでバラバラになった家族。

兄はグレて、母は亡くなり、

その上、唯一の味方の私が死んだら

父が可哀想だと思ったから。

 

それだけの為になんとか必死で

なんの為に生きようか

考えた。

 

本当は生きていても死んでもどちらでも良かった。

でも生きなきゃと思った。

生きるには理由がひつようだった。

 

私は美しい物が好き。

だから美しい物を見る為に生きようと思った。

 

ただ、これ以上生きる為に理由が必要だったから。

 

その後、

メイクアップ(お化粧)の学校い行きたいと

父に手紙を書いた。

その頃、自信のない自分を変えてくれるお化粧が好きだった。

メイクは人の顔を美しく変えて、

自信を持たせる事ができ、

人の人生をも変える事ができるという事に

魅力を感じていたから

そんな事をしてみたいと思った。

 

初めての反抗だったのかもしれない。

父は驚いていた。

死にそうになった事含めて正直に書いたから、

そこまで思いつめていたのかと。

そして、メイクの学校に行く事を許してくれた。

 

もっと怒るのかと思っていた。

でもあっけないくらいあっさり

私の意見を尊重してくれた。

 

そうしてなんとか難を逃れた。

多分精神が壊れる一歩手前だったんだろう。

 

親と住んでいたのは高校生まで。

その後は別々に暮らした。

その事も私が今、現時点で生きている一因。

一緒に生活は無理だ。

 

本質はすこぶる優しい人なのだ、父は。

良い人だ。

ただ、押し付けが酷いという欠点を除けば。

たくさんの思い出もある。

 父には本当に感謝している。

 

 

その後、私はメイクアップアーティストになる夢を諦めた。

 

単純な話。

 

人と接して、人の顔に触り、

ダイレクトに反応が返ってくる

ストレスに耐えられなかった。

 

人間嫌いだった私が出来る芸当では無かった。

 

考えが甘過ぎた。

 

自分は最低だ、

やりたいと言って金銭の援助まで頼んだのに

やり遂げられる根性もなかった、

父の金を無駄にしてしまったと

自己嫌悪に陥った。

 

これまで、何かやり遂げた!って事がなかった。

また失敗を上書きした。

 

その後は適当にバイトして

お金を貯め旅行に行く、を繰り返した。

 

旅行中は幸せな日々でした。

 

海外という世界を知って、

自由を知って。

 

その後結婚。今に至る。

 

 

 うーむ淡々と過去を語ってしまった…

人様にとってどうでもいい情報過ぎるな。

 

これが私の過去。

 

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