私が子供達へ望む事
若い頃 子供は欲しくなかった。
こんな世界に産み落としてしまったら
かわいそうだと思っていたから
地球の環境問題、戦争、虐待などの暴力…
人間は自分勝手で、醜く、許し難い。嫌い。
だから地球や他の動物達の為に人類が滅ぶなら
それでいい。
その時はみんなと死んでお詫びすればいい
と思ってたから。
そんな地球に子供達に来てもらうなんて
かわいそうで、
とても来て欲しいなどとは思わなかった。
結婚したいとも思っていなかった。
私は一人で満足だから、
パートナーは必要なかった。
ところが人生は不思議。
長女が私達の所に来てくれた。
私達はできちゃった婚だ。
妊娠した時は悩んだ。
でも何故か最初から おろす という選択肢は
出てこなかった。
子供好きでもなかったくせに、
それだけは考えられなかった。
なぜだろうね。
おろさないとなると結婚しないといけない。
でも、結婚なんて全く考えていなかったから
私が家庭という枠に収まれるの?
という不安で、
選択肢もないのにどうしようか考えていた。
妊娠していた事を知らずに旅してたパナマで
体調を悪くして寝ていた。
その時亡くなった母が夢に出てきた。
亡くなってから一度も夢に出てきた事は無かったのに。
久しぶりに会えたねって夢で喜んでいた。
その後の内容は思い出せない。
起きたら泣いていた。
その後帰国する事を決めた。
帰国したら妊娠が発覚した。
母は何を伝えたかったのか
そして私は決断した。
家庭を持つ と。
長女はきっと私に家庭の楽しさを
味わせたくてきてくれたんだね。
結婚して新しい世界だった。
子供達と主人には感謝している。
私が子供達に望む事は1つだけ。
沢山楽しんで。
これだけだ。
楽しむ為、感動する為、ワクワクする為
に産まれてきた。
人生の目的なんて、
偉くなる事でも無いし、
有名になる事でも無いし
他人に褒められる事でもない。
他人はどうでもいい
自分さえ満足すればいい。
思いっきり遊べ
私達両親は
君たちが自分で食べていけて
笑っていられれば
それで満足だ。